Loosening Atmosphere

なめくじの森で留学をするひとのぶろぐ

最初の1年を終えて一時帰国の終わり際に思うこと

最初の1年が終わって一時帰国しています。もう来週の水曜に帰りますが…

 

留学中日々何を思っていたかは小出しでいろいろなところに書いたり人に話したりはしていたのですがちょっとここでまとめをば。

 

カルチャーショック

いろいろな人に聞かれるのがこれなんですが、何かあるかしら、とぱっと浮かばないのが実情です。とりあえず北米の大学がどんなかんじなのかというのは交換留学で少し知っていたのもあるかと思いますが。なんというか私はいろいろな意味で向こうのほうが精神的にはやりやすかったので良い意味でのカルチャーショックみたいなものはあったかもしれませんね。ひとつあげれば、例えば私は結婚して旦那を日本において留学しているわけですが割と「旦那さんかわいそうね」っていう反応が日本では割と多めなのに対して向こうでそういう反応をされることがあまりないってことがあるかなーとおもいます。じゃあどういう反応をされるかというと「それはお互い辛いね」っていうような。あ、後もうひとつ思ったのがなんというかバックグラウンドが本当に多様だってことですかね。学部終えて何年か働いてきました、とか普通です。向こうは学部からすぐPhD課程に入れるので、修士を別でとってからというのはある意味回り道といえばそうなのですがそんなのはどうでもいいくらいのバリエーションです。そういう意味でも気持ちが楽です。年齢とかでつらかったことといえば、20代後半組は音声学の授業で高い周波数の音が割と最初のほうに聞こえなくなったことくらいです。

 

大学院生としての生活

一言でいえば忙しかったです。少なくとも私の分野では1年生といえばコースワークでビシバシといろいろなことを叩き込まれる時期だと思うのですがまさにそんなかんじでした。交換留学で授業を受けるという経験はしていて、北米で要求される予習の量とか課題とか、そういうものはなんとなくわかっているつもりだったのですがそれでもやっぱり大変でした。まあ学部と大学院は違うでしょうが…。最初は本当についていけているのか不安で先生にストレートに確認したりしていました。あと不安だったのが留学生なのが同期で自分ひとりだけだったこと。でも先生方はその辺りもすごく理解があって本当に助かりました。個人的にはあんまりそこを言い訳にしたくはなくて、ただあんまりそう思うと自分が参るというのも事実なので先生がそういう感じで理解してくださるのはありがたかったです。

 

指導教員も最後のクオーターには決めましたが(二人)、このどちらもとても素敵な先生でどこまででもついていきます、といったかんじです。まず二人がとても仲が良いので雰囲気としても最高ですし、指導のほうも私のメンタリティにあっているかんじです。指摘すべきところは的確にアドバイスして、かつ褒めるところはしっかり褒めてくださいます。全てにおいて自信がないのでそういう指導が本当に嬉しいです。あとは二人とも本当に研究を心から楽しんでやっているというかんじもあって、本当に人間としても尊敬できる先生がたです。というかこの二人に限らず、学科の先生方みんなそんなかんじで学科の雰囲気がとっても良いです。そんなところでのびのび勉強することができて、本当に幸せだなあ、と思います。

 

研究内容とか

向こうに行ってから研究対象を変える方向でいこうと決めました。自分でぼんやり考えていたことでもありましたが、向こうで授業を受けて「あ、これもおもしろいんだ」「これってやられてないのかな?」とか視界が広がったのが主なきっかけです。修士までやっていたことと離れてしまうのは少し悲しいところもあるのですが、ただそれ以上に自分が面白いと思うことを見つけられたのだから、まあいいのかなとも思います。もちろんそれで勉強しないといけないことは増えたわけですが、そのために5年あるということもありますからしっかり腰を据えてやろうと思います。この視界が広がった理由の裏には1年目のコースワークがあって、そこで色々広く見ていくうちにいろいろなことに興味が移ったという裏事情?があります。いやでもそれが学科としての狙いなんだとも思うんですが、本当良いかんじにそういったことが機能していてすごいなあと思います(小学生並みの感想

 

これから

長い夏休みですが8月はバルセロナで行われるサマースクールのようなものにいって勉強します。あとは頼まれている短い文献紹介があるのでそれを仕上げるのと、最初のQP (Qualifying Paper)に向けての準備です。あまり中だるみしているわけにもいかないので(先週末あった学会での発表が終わってちょっと気が抜けてしまっていましたが、今朝向こうの先生と遠隔ミーティングしてこれじゃだめだとちょうど思ったところです)またアメリカに戻ったらバリバリ頑張ろうかと思います。

…その前にパスポートと書類をちゃんと受け取れるといいんですが。(ビザ発給のトラブルに巻き込まれています)

 

本当はこのブログももう少し頻繁に更新できたらいいなあとは思うのですがなかなか簡単ではないですね。まあでも1年目の記録として何か誰かの役に立つことがあれば嬉しいです。