Loosening Atmosphere

なめくじの森で留学をするひとのぶろぐ

社交のための英語のすすめ

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TwitterのTLで流れてきて気になったので一読しました。評判通りとてもよい本だと思います。なんというか非英語母語話者が研究の場面で英語が必要な時のかゆいところに手が届く本だと思います。例えば同期に英語も見てもらいたいしペーパーのコメントももらいたいからメールしたいな…という時ですとか、これから開かれる学会/夏期講座でちょっとお話したい先生にメールしたいな…という時とか、何をどう書いたらいいのかしら…難しい…と思うことってあると思うんですよ。どう切り込んでいいのか、とか。そういうところが割と掴みやすく書いてある本です。

あとは査読の仕方ですとか。その中に英語について指摘する時の注意があったのが私には印象的でした。英語が母語の人にはわかりにくいだろうけれど、そうじゃなくて英語を使っている人は時間とお金をかけて学んでいるわけだし、英文校正にだって途方もないお金がかかる。そういったことを理解して英語だけをとりあげて攻撃するのはよくない、みたいなことが書いてありました。私実は少し前にrejectくらったアブストラクトの査読の一つが若干そんな感じで結構落ち込んだんですよね…。もちろん勉強が足りないということではあるんですが、でもなんというかそういう気持ちを査読者の方が少し持ってくれるだけでも心持ちとしては落ち着くところです。

 

早速この本をぱらぱらしながら夏期講座でお会いする先生にお話したいという旨を伝え(快諾していただきました)、自分が書いた原稿を先生と同期に送って見てもらっています。本の効果がいかほどかはわからないですが、どう切り込むのがいいのかっていうのがわかったので少し頼むハードルが低くなりました。もともと人に物を頼むのが苦手なのですが、言語の壁があるともっとやりにくくなるんですよね。

 

あと、私は決して外向的ではなくて超内向的なんですがこの本を読んで うん、やっぱり自分ができる範囲での社交って必要だしそれで健全な研究ってできるんだろうな なんて思ったりもしました。

 

とにかく読みやすいしいい本です。細かく用途ごとにセクションが分かれていて欲しいところだけでも読みやすいようにできているので気になった方はぜひ。